平成14年7月30日【外来受診】CRP2.2
ズーっと入院を断り続けてきましたが、この日は「こんなけ長引くとそろそろ悪いもんができてるかもしれんから入院して検査せんとあかんよ」と言われ、さすがにビビって入院することになった。
8月19【入院】72.85kg
絶食・24時間持続点滴開始
入院するや否やつながれました。
8月23日【大腸内視鏡検査】CRP0.4
検査の結果、大量ステロイド投与ということになった。
ずっと拒否し続けてきたことだけどもう逃げられなくなった。
すでに前回の大量ステロイド投与の副作用で大腿骨頭壊死の初期症状が出ているし、第一前回の大量ステロイド投与で潰瘍性大腸炎の改善は全然なかった。
だから、今回の大量ステロイド投与も拒否したが、主治医から「それをしないんだったら手術も考えないといけないよ。副作用に関しては、そうならないとは言えないけど、それを承知で患者さんにはやってもらってます。とりあえず3日待つから、返事をきかせてください。」と言われた。
8月27日【大量ステロイド投与開始】
3年前にはIVHで大量ステロイド投与を行ったにもかかわらず、なんの効果もえられなかったが、今回も同じ治療を行うことになった。
それを行う根拠はこれまでの体質改善の努力でしかなかった。
はたして、この治療がヒットするか否か、バクチでした。
このときCMCのSマネージャーから、携帯に電話をいただいた。
ぼくは、点滴を引きずって病院のそとにでて、CMCのSマネージャーに全部相談した。
そうするとSマネージャーは
「藤原君、本当にバクチだね。藤原くんはどうしたいの?」
といったので、ボクは
「あえてこのバクチをうってみたいです。」
と答えた。それを聞いてマネージャーがこう言ってくれた。
「わかった。藤原君がそうしたいんだったら、そうしてごらん。でもね、Bio-Fはステロイドの効果をあげてくれるうえに、副作用をおさえてくれれるんだよ。」
と言ってくれた。そして主治医に大量ステロイド投与の決断をすると、さっそく今日から始まることになった。
プレドニン60mg
Bio-F1時間に1本
8月31日【すい臓エコー検査】
ステロイドを投与すれば、ふつう血糖値があがるはずなのに、逆に血糖値が下がってきたので、すい臓の検査をすることになった。
ついでに他の臓器も検査してもらった結果、どこも異常ありませんでした。血糖値はBio-Fのおかげかな。
9月2日【大腸内視鏡検査】
大量ステロイド投与後1週間目の検査であった。検査結果は、ほとんど良くなっていなかった。
そこで、もう1週間ステロイド投与を続けることになった。
9月10日
プレドニン40mg
このころから、IVHの針の刺しているところがチクチク痛み始める。
9月17日【IVH抜く】
2日前から熱が出始め、前の晩から全身に激痛が走り、身動きがとれなくなった。
IVHカテーテルからの感染症かも知れないということで抜くことになった。
3種類ほどの抗生剤投与
9月19日CRP23.0
CRP23.0って言われたとき、同じ部屋の患者みんなで笑っていた。
CRP23,0ってどうよ?ってかんじで。
ここで仕方なくお高いお薬を打ってもらうことになった。
人免疫グロブリン
お高いお薬がヒットして熱はさがった。
9月24日CRP3.0
エレンタール開始(2包/1日)
プレドニン30mg
抗生剤中止
IVHをはずしたのでやむを得ずエレンタールを開始した。
長い間なにも口にしていなかったので、うれしかった。
でも、1日2包は少ない。もっと飲みたいと主治医に頼んだ。
9月27日【大腸内視鏡検査】
はたして、これまでの治療と、1時間に1本のペースで飲んできたBio-Fの効果は現れているか。
全然よくなっていなかったらどうしよう。
きっと手術って言われるやろなー。っといろいろ考えながら、検査台の上に寝転がった。
いつもは先生と一緒にカメラの映像を自分も見るのだが、今回は一切見なかった。
カメラは大腸のかなり奥まで入っているのに、主治医がカメラを入れてから何も言わない。
ボクは『きっと良くなっていないから、何も言わないんや』と思っていた。すると主治医がひとことこう言った。
「藤原君。ごはん食べたい?」
それをきいたボクは
「えっ、たべられるんですか?」
とききかえした。すると主治医は
「良くなってるよ。ごはんたべれるよ」
といってくれた。
何年ぶりだろ、よくなったのは。
ボクはうれしさのあまり手をあわせていた。
9月28日
エレンタール3包/日
ザンタック2錠/日
10月1日CRP0.6
エレンタール4包/日
10月7日CRP0.5
昼から潰瘍性大腸炎食開始(3分粥)
10月8日
プレドニン20mg
プレドニンを減らしても、全然悪くならないし、副作用も全く出ない。
Bio-Fの力でしょう。
10月28日【退院】
無事に良くなって退院することになりました。
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